
糖質、炭水化物は必要じゃないの?
エネルギーにしかならない糖質はいりません。
必要ありません!そもそも、必須脂肪酸・必須アミノ酸はあっても、必須糖質なんてものは存在しません。私たちの体内において糖質はエネルギーとしてしか使われず、余れば体外に排出することができないため、備蓄エネルギーとして体脂肪に換えられ蓄積されてしまいます。そしてこれには際限がありません。
野菜は必要?
昔と違って、今の野菜はビタミンは少なく糖質が多いのです。
まず、びっくりするかもしれませんが、野菜は必要ありません!昔の野菜ならともかく、現代の大量生産農薬まみれになった野菜から摂取できるビタミンやミネラルなんてたかが知れています。野菜を食べることにより必須栄養素ではない糖質のほうが多く摂取されてしまいます。実はビタミン、ミネラルなどの栄養素(特に脂溶性のビタミン)は、お肉などにも含まれているのです。ですから、野菜は摂らなくても問題ありません。ただしビタミンCは肉から摂りづらく、脂肪代謝とタンパク質代謝に不可欠なビタミンB群はマルチビタミンなどのサプリメントで補うと良いでしょう。
糖質を摂らなくても脳は大丈夫?
糖質を取らなければ脳が危険だとするなら遭難して水だけで10日間も生きられるはずがありません。
大丈夫です!よく脳の唯一のエネルギー源がブドウ糖だから、糖質を取らなくてはいけないと言いますが、脳だけじゃなく、体に必要な糖質やエネルギーが不足するとグルカゴンというホルモンが膵臓のランゲルハンス島(α細胞)から分泌されます。このグルカゴンは肝臓に蓄えられたグリコーゲンをブドウ糖に変えて血液中に放出したり、体脂肪を分解してエネルギーとして使えるようにしてくれます。ですから、体脂肪を効率良くエネルギーとして使って貰うには、このグルカゴンを働かせることが大事とも言えます。元々体内(血液中)に必要なブドウ糖はごくわずかです。安定した平均血糖値は100mg/1dlです。また人体に流れている血液量は体重の13分の1(約8%)と言われておりますから、体重60kgの人だと血液量は約5リットル。つまり、体内に必要なブドウ糖はたったの5gです。コンビニのおにぎり一個には30g以上の糖質が含まれておりますから、実に必要量の6倍以上の糖質を摂取してしまうことになるわけです。また、砂糖などを摂り、急激に血糖値を上昇させるようなことがあれば、その上がった血糖値を下げるために膵臓のランゲルハンス島(β細胞)からインスリンというホルモンが大量に分泌され、このインスリンが血液中のブドウ糖を各細胞に送り込み、今度は急激に血糖値が下がり、低血糖になるのです。この低血糖が続くと、また血糖値を上昇させようとし、アドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されすぎると、集中力がなくなったり、イライラしたりします。最近のキレやすい子供は糖質の摂りすぎだと言われております。また近年見られる病気の多くは、糖質の摂りすぎが原因だとも言われてきております。ガン細胞や細菌、ウイルス、カビなどは糖をエネルギーとするそうです。ですから血糖値が高いと言うことは、それだけ体に悪いウイルスや細菌などを繁殖させやすいということになります。また、糖質を取らないダイエットをすると「立ちくらみがする」「集中力がなくなる」と思われていますが、これは脂質もカットしてしまっていることが原因です。もちろんタンパク質だけの食事ではいけませんが、同時に脂質も摂ることで、立ちくらみどころか身体は元気になり、集中力も今まで以上に上がります。
タンパク質と脂質はどれだけ食べても良いの?
消費カロリー以上に摂りすぎれば、エネルギー過多になり脂肪蓄積を招きます。
結論から言うと、食べ過ぎは良くありません。しかしタンパク質は必要量以上に摂りすぎた場合は、その分体外に排出されるとも言われております。また、脂肪はある程度摂ると、食べ過ぎないようコレシストキニン(CCK)という消化管ホルモンが分泌され、脳に強いシグナルを送りこみそれ以上食べることが困難になります。このように、必須アミノ酸のタンパク質は摂りすぎても脂肪になりにくく、必須脂肪酸の脂肪はたくさん食べ過ぎないよう脳がストップさせる機能がありますが、糖はまったくこの逆です。砂糖を摂取すると、脳のアヘン剤受容体を刺激して、大量の神経伝達物質であるドーパミン、同時に快楽物質のセロトニン、脳内麻薬と言われるエンドルフィンが分泌され、恍惚感を得るのです。ですから、糖を取ると、またすぐに糖が欲しくなり、例えば焼肉でお腹がいっぱいだったとしても、目の前に甘いスイーツや締めの炭水化物が出てきたらまた食べられる。いわゆる別腹になるわけです。しかし、これは典型的な糖中毒とも言えます。特に糖質と脂質を組み合わせたものは中毒性が高く、脂肪合成が高いようです。
脂肪を効率よく燃焼するには?
「糖代謝」から「脂肪代謝」にシフトさせるには、糖質を徹底して排除しなくてはいけません。
それでは、効率よく脂肪を燃焼させるにはどのような過程を経るのでしょうか?まず、糖質を完全にカットすることで、体内のグリコーゲン(ブドウ糖)を枯渇させます。すると、糖をエネルギーとする「糖代謝」脂肪をエネルギーとする「脂肪代謝」に変わっていくのです。個人差はありますが、この脂肪代謝にシフトさせるのに約一週間ほどかかります。糖は人体がエネルギーとして使うためには最も手っ取り早く、また複雑な代謝を必要としないので、体内に糖があれば、真っ先にその糖からエネルギーを得ようとします。しかし、体内の糖が枯渇すれば、体は備蓄していた脂肪をエネルギーとして使うように変わっていきます。こうして効率よく脂肪を燃焼させることができるようになるのです。
脂肪なら何でも取って良いの?
トランス型脂肪酸などの加工油脂はとらないように。
いけません!特に海外では使用禁止になっているところも多い「トランス型脂肪酸」は身体に良くありません。トランス型脂肪酸とは、酸化しやすい植物性の不飽和脂肪酸を酸化させにくくするために、植物性の油に水素添加をしたもので、その出来上がったトランス型脂肪酸の脂肪分子を電子顕微鏡で見ると、プラスチック製品とまったくよく似た分子構造であることから、別名「プラスチック油」とも言われているそうです。しかも、このトランス型脂肪酸は一旦体内に入ると、代謝が非常に難しく、体にとても有害だそうです。代表的なものだと、マーガリン、ショートニングなど。ですから、油は天然のもので、無添加で加工されていないものが良いでしょう。天然のものでも、動物性脂肪(飽和脂肪酸)は摂りすぎないように注意する必要があります。
どんな脂肪が理想的?
体内で合成されない必須脂肪酸を中心にとりましょう。
体内でほとんど合成することができない必須脂肪酸で、多価不飽和脂肪酸のオメガ3(αリノレン酸)とオメガ6(リノール酸)というものがありますが、オメガ6(リノール酸)は炎症性が高く、アレルギーの原因となるので摂りすぎには注意が必要です。一価不飽和脂肪酸のオメガ9(オレイン酸)は、オリーブオイルなどに多く含まれておりますが、体内で合成することができるのでそこまで気にして摂る必要もありません。大事なのはオメガ3に含まれるαリノレン酸(DHA、EPA)です。魚の脂は良質なオメガ3であるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)を豊富に含んでますが、魚は種類だけでなく仮に同じ魚だったとしても、捕れた場所・時期などによって、脂質の量が全く違うので、思っていた以上に摂りすぎてしまうことがあります。ですから、ダイエット中は、オメガ3(αリノレン酸)を魚から摂取するよりもこれを豊富に含む、亜麻仁油・えごま油(しそ油)などから摂る方が良いでしょう。特に亜麻仁油はクセもなく、炎症性の高いオメガ6(リノール酸)が少ないのでおすすめです。しかし、多価不飽和脂肪酸の亜麻仁油などは熱に弱く酸化しやすいので、加熱せずに摂るようにしましょう。反対にオリーブオイルに含まれるオレイン酸は熱に強いので、加熱するときに向いております。おすすめは中鎖脂肪酸が65%含まれているバージンココナッツオイルです。中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸(通常の油)と違って、アミノ酸などと同様にすぐに肝臓で代謝され使われます。そのときに、同時に蓄積していた脂肪も誘発して燃焼してくれる面白い油です。中鎖脂肪酸の加工油脂製品もスーパーなどで売られていますが、中鎖脂肪酸自体は数%しか含まれていないためおすすめできません。
減量目的のカロリー摂取量/1日はどれぐらい?
基礎代謝は個人差があるので、今の食事からマイナス500kcalからスタート
もちろん、自分の一日の消費カロリーよりマイナスを生まなくては脂肪もエネルギーとして使ってもらえませんが、カロリーを低く抑えることを第一に考えるより、内容を一番に考え(糖質を徹底的にカットし、タンパク質を中心に脂質もコントロールする)体重に合わせて分量を決めるようにしましょう。長年の私の経験則からたどり着いた「黄金比」があります。それは、「タンパク質8:脂質2」という割合です。これに基づき、最初は男性なら1,600kcal、女性なら1,300kcal摂取ぐらいを目安にしてスタートするといいでしょう。一週間経っても体重が減らなければ、ここから更に200kcalマイナスにしてみてください。
カロリーは減らせば減らすだけ良いの?
食べないダイエットが一番いけません。
カロリーを気にするあまり、食べる量を減らしすぎると、筋肉を維持するために必要最低限のタンパク質と脂質が足りなくなり、それが原因で筋肉が落ちてしまいます。すると当然基礎代謝も下がり、結果として痩せにくくなります。身体全体のカロリーが少なくなれば、飢餓状態となり、生命維持に重宝する脂肪はなるべく使わないようにし、代わりにカロリー消費量の多い筋肉を筋肉を分解してアミノ酸から糖(グリコーゲン)を作り、これをエネルギー源とします。痩せたいと思いダイエットをしている人のほとんどが何とか脂肪をなくそうと食事を減らすことにより身体は「痩せることよりも生き延びる」ことを選択します。つまり、代謝の速度が速くエネルギー消費量の激しい筋肉をなくしてしまい、生命維持にとってはとても重要な脂肪1g/9kaclを残そうとするのです。これでは正に悪循環です。
成功の鍵は?
いかに筋肉を落とさず脂肪だけを燃焼させるか。
リバウンドしない体を作る成功の鍵は、いかに筋肉を維持し、身体を上手いこと騙して備蓄していた脂肪だけを燃焼させることが出来るかどうかにかかっております。それには、今ある筋肉が必要だということを覚えさせるためにハードな筋トレをし、そして必要な栄養素を必要な量だけタイミング良く入れてやるのです。その必要な栄養素の割合が「タンパク質8:脂質2」の「黄金比」なのです。それを体重に合わせてコントロールすることで、体重を減らすことも増やすことも自由になるのです。
最後に、本当に糖質は必要ないのか?
筋肉を速やかに回復させるには糖質は有効的です。
私の経験上、筋肉を手っ取り早く大きく成長させるには炭水化物(糖質)が非常に有効です。これは糖質が速やかにエネルギー変換されるため、ハードな筋トレにはとても重宝するエネルギー源ですし、また筋トレで破壊された筋肉を急速に回復させるには、インスリンというホルモンが重要になってきます。このインスリンは糖質を摂ることで分泌されます。ですから、糖質は筋トレの前・中・後(後は特に回復に必要)に必要な分を摂ることをおすすめしております。しかし、おにぎりなど消化に時間が必要な物から摂っていては効率が悪いので、吸収率が早いサプリメントなどで摂ると良いでしょう。

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